千葉県(その3)慰霊碑一覧・参拝記録
 千葉県松戸市
慰霊碑 (常照庵)
建立場所
 千葉県松戸市松戸新田544 常照庵
趣旨(英霊)
 大東亜戦争における松戸新田地区戦没者14柱の慰霊顕彰
碑文
(右側)
 戦没者の戒名・氏名 刻印
(左側:建碑の辞)
 顧みれば昭和六年九月柳条湖事件は満州事変の導火線となり続く戦火は拡大の一途を辿り遂に太平洋戦争に突入 全世界有史以来未曽有の大戦となる。この間、当松戸新田区に於ては、事変以来召に応じて出征したるもの総員四十名に及ぶ 悉く恩愛の私情を断ち勇躍公事に就きて征途に登る あるひは茫涯しなき中華の大陸にあるひは瘴属猖獗の東南亜細亜の密林に極寒凍結の北凕の氷原に あるひは灼熱無援の南海の孤島に ともに悪戦苦闘
物資の乏しきをその精神力をもって補ひ、弾薬の足らざるその尊き肉弾をもって充し、言語に絶する辛苦と戦ひつつも 遺憾なく皇軍の精華を発揮し世界をして常に驚嘆瞠目せしめたりしも 大局我に利あらず 遂に涙をのんで終戦を迎うるに至る 事々の経緯をおもう時 我等に何等解明の方途なし爾来この二十有幾星霜 征いて帰らざりし郷等が出征の雄姿を想うとき 我等が胸中 悲嘆更に加わるのみ 茲に郷党相計りささやかなる壱忌の碑を建立し、卿等が芳名を刻し、卿等が不滅の勲を顕し 以て卿等が英魂を慰め参らせんとするものなり願わくは英魂 我等が誠志を受納せられんことを

42年8月15日
   松戸新田松栄会 建立
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