「埼玉県-2」慰霊碑一覧・参拝記録
 埼玉県熊谷市
慰霊塔 (荒川公園)
建立場所
 埼玉県熊谷市河原町2-173 荒川公園
趣旨(英霊)
 西南の役より太平洋戦争における戦没者1900余柱の慰霊顕彰
碑文「台座」
 西南の役より太平洋戦争に至る戦役事変において祖国日本の安危を担い勇躍征途につかれ果てなき曠野に怒濤逆巻くわだつみにあるいは乱雲の大空にその勲しも高く散華せられた本市出身軍人軍属一千九百余柱の英霊を進悼しここに招魂鎮祭の願いを果さんとする
 昭和二十年八月終戦の混乱を虚脱の中にあって祖国再建の悲願に燃え世界恒久の平和を念じてここに十有七星霜今や新日本として飛躍的な発展を遂げ本市も又大熊谷への進展の冥途を辿りつつある時殉國の英霊に対する追慕の情いよいよ深く市民の総意として英霊の冥福を祈念しその功績を永安に傳うるに足る慰霊塔建立の議が発願さえるに至った
 ここにおいて本市は昭和三十六年一月熊谷市慰霊塔建設委員会を設置し市遺族会の寄付金を始め広く市民の浄財と市費とをもって名勝櫻提のあたり遠く秩父連邦を望むこの地を卜し昭和三十六年十二月起工本年三月その完成をみたのである
 我等は今この聖塔を前にして英霊の遺志を顕彰し人類の平和と国家の興隆を念じ郷土の発展とご遺族の援護に一層の努力を誓う次第である 願わくば諸霊とこしえに鎮まりご遺族と全市民に加護を給わらんことを
 ここに建立の経緯を略記し後世に傳えんとする
  昭和三十七年三月
   熊谷市長 栗原正一 撰
          岡 翠雪 書
  
 
inserted by FC2 system