滋賀縣護国神社
 滋賀県護国神社
母の像
建立場所
 滋賀県彦根市尾末町1-59 滋賀県護国神社

趣旨(英霊)
 夫の無言の帰還に耐え、子供の成長を願う母の思いを癒す

碑文
 祖国の危機に際し、多くの若者が戦場に赴いた。そして幾百万人もが戦禍に散った。
 残された家族は、深い悲しみに耐えながらも敗戦の中で様々な困難と闘い、家族を守り、国の復興に努めた。とりわけ兵士の妻たちは、夫の無言の帰還の日から悲しみや孤独に耐え、唯一子供の成長を頼りに母として必死に生きた。
 子供たちも、その母と父を誇りに、二度と戦争のない世界を目指し、遺族として各種の活動を展開した。
 滋賀県遺族会は創立六十周年を記念し、ここに平和への願いをこめて「母の像」を建立する。
 平成十九年 九月 吉日
  財団法人 滋賀県遺族会
         会長 山田利治

* 母の像の着衣に注目すると、衣服はつぎはぎのモンペ姿、足もとは裸足で下駄履きであるが、子供には服装や靴がちゃんと揃ってあり、母の優しさが胸に迫る。
護国神社別慰霊碑
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