滋賀縣護国神社
 滋賀県護国神社
平和の礎:シベリア強制抑留者慰霊碑
建立場所
 滋賀県彦根市尾末町1-59 滋賀県護国神社

趣旨(英霊)
 シベリア強制抑留者の悲惨な歴史を後世に残す。
 滋賀県出身殉難者400余柱の慰霊顕彰

碑文
 悲惨な第二次世界大戦は、日本のポツダム宣言受諾により、昭和二十年八月十五日を以って終結した。
 然るに旧ソ連は、協定を守る事なく六十余万人の日本将兵を酷寒のシベリア各地に連行抑留し長期に及ぶ過酷な重労働を強制した。飢えと寒さと生地獄の中、祖国日本への帰還の願い空しく、本県出身者四百余名は、遂に力尽きて無念の死を遂げた。
 誠に痛恨の極みである。辛酸に耐え生還した私たちはこのことに深く想いを致すと共にその事実を後世に正しく伝え、且つ抑留死没者の冥福と恒久の平和を祈念し、財団法人全国強制抑留者協会の助成並びに会員、遺族等の賛助を得て、ここにこの碑を建立する。
 平成十二年十一月吉日
  滋賀県シベリア抑留者慰霊碑建立委員会

* シベリア強制抑留者で、その生涯をシベリア抑留者問題に捧げられた故青木泰三氏が中心となり、各地に建立された。
護国神社別慰霊碑
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