慰霊碑参拝記録
 東京都港区
肉弾三勇士三霊(青松寺)
建立場所:
 東京都港区愛宕2-4-7 青松寺墓地
趣旨:
 肉弾三勇士の顕彰
*独立工兵第18大隊(久留米)の江下武二北川丞作江伊之助の3名の一等兵。1932年に第一次上海事変で敵陣を突破して自爆し、突撃路を開いた英雄
*昭和になって最初の軍神となった。
*昭和9年、全国からの寄金で青松寺前に銅像が建てられた。銅像のなかには、三勇士の遺骨が納められた。この銅像はお墓なのであった。ところが戦後、三勇士の像は奉賛会の手で撤去されてしまう。占領軍を恐れての行為と思われる。
*現在ここには石碑と、江下一等兵(死後伍長)の像がお墓として残っている。
*北川伍長の像は出身地の長崎県佐々町の三柱神社に祀ってある。
碑文:
 忠孝の心を存し仁義の事を行い難至って節見はれ累至って行明かなるは我日本帝国臣民の伝統的精神にして其れも善き例を示したるは廟行鎮の役に挺進爆薬筒を抱き肉弾と化して瞬間に能く敵前鉄条網の堅陣を爆破し以て皇軍進出に便ならしめ砕身奉公の誠を致したる作江伊之助・北川丞・江下武二の3士にして其忠烈古今に絶し其壮烈世界を震撼す真に所謂死して護国の鬼となり永く報国の訓を掲けたるものと謂ふへし依て茲に銅像を建て建設して3士の遺骨を其の内に納め以て忠魂を無窮に弔い義烈を万代に顕彰する所以なり。
 昭和9年2月22日
  肉弾三勇士銅像建設委員会 
その他:
*中型銅像及び角柱石構造
【碑】 【碑全景】 【経葉書:建立時】】
【右:日露戦役従軍紀念碑 左:慰霊碑】 【戦歿者名】 【従軍者名】
國體維持孤忠留魂之碑(青松寺)
建立場所:
 東京都港区愛宕2-4-7 青松寺墓地
趣旨
 戦歿者:陸軍中佐椎崎二郎、陸軍少佐畑中健二、同古河秀正、陸軍大尉上原重太郎
碑文:
 大東亜戦争終結に際し護るべからざる講和条約即ち国体護持の確認こそ日本国民の果たすべき責務なりと上記四士は畑中健二主導のもとに近衛師団の決起を策し大事去るや従容自決す。これ宮城事件なり。その孤忠留魂の至誠は神州護持の真髄といふべく仰いで茲にこれを継述せんとするものなり。
  昭和59年   有志建立
その他:
*小型変形加工石
【碑群:一番奥】】 【慰霊碑全景】
旧山口藩出身御親兵死没者合祀之碑(青松寺)
建立場所:
 東京都港区愛宕2-4-7 青松寺墓地
趣旨:
旧山口藩出身御親兵死没者
建立時期:
明治22年11月  *大型角柱形花崗岩
【碑群:奥から2番目】 【慰霊碑全景】
追衣墳(青松寺)
建立場所:
 東京都港区愛宕2-4-7 青松寺墓地
趣旨:
戊辰の役戦歿者慰霊碑
建立時期:
?  *大型自然石ブロック造
【碑群:一番右】 【慰霊碑全景】
戦友之碑(青松寺)
建立場所:
 東京都港区愛宕2-4-7 青松寺墓地
趣旨:
 工兵第23聯隊
建立時期:
 昭和56年春  *角柱形加工石
【碑群:右から2番目】 【慰霊碑全景】 *参考:一番左の碑  【軍馬之碑】

(昭和56年夏建立)
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阿波丸事件殉難者之碑(増上寺)
建立場所:
 東京都港区芝公園4-7-35 山門右
趣旨:
 阿波丸事件犠牲者慰霊
碑文:
 阿波丸は第2次世界大戦も終わりに近い昭和20年4月1日夜半、台湾海峡で米国潜水艦クイン・フィッシュ号に不法撃沈された。同船は連合国側の要請に応じ日本軍占領の南方諸地域に抑留されている捕虜および民間人に対する救恤品の輸送に當lっていた。国際法で其の安全が保障されていたにもかかわらず、この悪魔のような所業により遭難者の数は二千有余名、世界史上最大の海難事故となった。 
 加害者に對する責任の追及や賠償交渉も進まないうち、同年八月わが國は無条件降伏し、軍政下の日本政府はなぜか事件の眞相を究明せず、米國に對する賠償請求權を國會の決議として放棄した。
  いまや平和の時代となり、經齊は復興したが戰爭の悲惨と虚しさは私たちの胸を去らず、歸らぬ人のことを思ひ續け悲しみを懐いて三十餘年、事件の謎は今なほ解けず、船體の引揚げ遺骨の拾集も實行に移されないままである。
  三十三回忌に當り、悲憂を文に訴へるとともに、法要の心とするものである。
    昭和52年(1977年)41日 阿波丸事件犠牲者 遺族一同』
その他:
*大型花崗岩石造
【慰霊碑】 【慰霊碑全景】 【案内板】
【礎】 【犠牲者御芳名】 【碑背面】
弔魂之碑(増上寺)
建立場所:
 東京都港区芝公園4-7-35 山門右
趣旨:
 西南の役戦歿者の慰霊、看護人の顕彰(?)
碑文:
 明治11年8月20日建立 山岡鉄太郎 題額
その他:
*大型変形自然石
【慰霊碑】 【慰霊碑全景】 【背面:碑文(読めず)】
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こども平和塔(芝公園)
建立場所:
 東京都港区芝公園3-2 みなと図書館隣接地
趣旨:
 平和を祈願
碑文:
 戦争の痛手をきびしくうけたわたくしたち日本の少年少女は 人類永遠の平和をねがうやむにやまれぬ心のしるしとして ながいあいだかかってここにこの塔を建てました
      昭和29年8月15日 全国小・中学校児童生徒会有志
その他:
*塔型
【塔下部・趣旨】 【塔全景】 【塔上部・鳩】
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