広島原爆記録
袋町小学校平和資料館(被爆建物)
*中区袋町6-36

*平成14年(2002年)、老朽化した校舎の建て替えに伴い、被爆した西校舎の一部が袋町小学校平和資料館として保存された。
   「伝言」の書かれた内壁の一部をはじめ、残された貴重な被爆資料を展示している。

*多くの児童は集団疎開等で被災を免れたが、残っていた百余名の児童・教職員が一瞬にして命を失いました。
 木造校舎はすべて倒壊・全焼、唯一鉄筋コンクリート造だった西校舎が外郭のみ残り、避難場所・救護所として利用された。

*廊下に飾られた沢山の折り鶴 
*「説明板」
この壁は、児童館として使用されていた教室の黒板の裏にあったもので、被爆当時に書かれたと思われる伝言文字が残っています。
文字はコンクリートの壁にチョークで書かれ、文字が薄くなっているなど、読み取り困難な状況でした。このため、東海大学の坂田俊文教授をはじめとする5名の方々により、赤外線フィルムやハイビジョンカメラで撮影した画像をもとに文字の判読を行いました。














 
 ・西校舎の基礎に使われていた松杭           ・「爆風により吹き飛ばされた太鼓            ・被爆により壊れた扉と窓

*「患者村上」の文字が記載されている柱
 これは、被爆直後に救護所として使用されていた部屋の柱の一部を切り取ったものです。
 村上性の患者が救護所にいたことが述べられた原爆体験記があり、その筆者(患者の夫)の長女から、「患者村上」は自分の母の事ではないかと申し出がありました。
 関連ホームページ:袋町小学校平和資料館
桜花の絆
   
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