指定護國神社参一覧表・参拝記録
熊本県護國神社 
鎮座地
 熊本県熊本市中央区宮内3番1号 熊本城公園の一郭(西端)

御祭神
 明治維新以来大東亜戦争までの熊本県出身及び縁故のある英霊者5万6千余柱を祀る。

概要:熊本県護国神社HPから

 熊本県護国神社は、明治2年、明治天皇の勅旨により藩主細川韶邦公、細川護久公が花岡山招魂社を創建し、維新以来殉国烈士,宮部鼎藏命をはじめ150柱の御霊を奉斎したのが始まりです。
 その後、昭和32年現在地に遷座、そして戦没英霊や特別公務殉職者などを合祀し現在に至ります。境内には様々な戦没慰霊碑があり、戦争資料館もございます。
また、神風連の乱の際に本陣が置かれた場所でもあり、神風連挙兵本陣跡の碑が建っています。
 現在は特別公務殉職者も祀っております。祖国の礎となられた方々へ感謝の誠を捧げ、ご家族お揃いで参拝しましょう。
御由緒 (栞) : HPの由緒とほゞ同等
1.明治2年2月 : 明治維新以来の殉国烈士の霊を篤く斎祀すべき勅旨を奉戴して肥後藩主細川韶邦、細川護久が花岡山に祠宇を建立し、宮部鼎蔵命を始め150柱の霊を斎祀したのを起源とする。

1.明治7年3月 : 内務省第13号自今祭祀修繕等一切官費支給、官祭招魂社となる。日露戦争後は毎年藤崎台招魂祭場(現護国神社鎮座地)にて官民一体の盛大な招魂祭が執行された。
1.昭和14年4月1日 : 招魂社制度改正により熊本県護国神社と改称す。
1.昭和19年3月5日 : 熊本市黒髪町立田山麓に県民奉仕壱万坪の敷地をつくり、内務大臣の許可を得て、壮大な社殿御造営着工、時に戦況緊迫して進l捗せず、終戦により御造営中止となり、その後約10年経過。
1.昭和28年5月8日 : 宗教法人法に基づく熊本県護国神社規則を熊本県知事認証。
1.昭和28年5月11日 : 立田山山麓より現在地宮内(藤崎台招魂祭場跡)に造営敷地変更。(2785坪)
1.昭和30年1月7日 : 熊本県護国神社御造営奉賛会設立。10月着工。
1.昭和32年4月末 : 社殿、社務所、手水舎、鳥居、社号標竣工。
1.昭和32年5月10日 : 御鎮座大祭斎行(56335柱合祀)。以来、月次祭、紀元祭、春秋大祭、英霊追悼夏祭、命日祭、諸慰霊祭、その他の祭典斎行。
1.昭和34年7月1日 : 神社本庁別表社(元官国幣社同列)に加列される。
1.昭和35年8月15日 : 天皇陛下より終戦15周年に当り幣帛料御下賜。
1.昭和35年10月24日 : 天皇陛下、皇后陛下御親拝(第15回国民体育大会行幸啓)
1.昭和37年5月12日 : 皇太子殿下、同妃殿下御参拝(南九州産業御視察)
1.昭和39年12月12日 : 本県関係特別公務殉没英霊(自衛官、消防員、外地警官)列祀鎮座大祭斎行。
1.昭和40年10月9日 : 動員学徒戦没戦没英霊合祀大祭斎行。
1.昭和40年10月10日 : 天皇陛下より終戦20周年に当り幣帛料御下賜。(以後10年毎に現在まで御下賜)
1.昭和40年10月28日 : 天皇陛下より幣帛料御下賜。(大分国体、九州各県行幸啓)
1.昭和43年6月29日 : 明治百年に当り本県関係、維新志士先覚、神風連、西南役(薩軍)英霊追加合祀大祭斎行。
1.昭和45年7月17日 : 同志的護持団体として熊本県護国神社崇敬会創立。
1.昭和48年10月29日 : 熊本県英霊顕彰館「遺品館」落成奉告祭斎行。
1.昭和50年8月7日 : 常陸宮殿下、同妃殿下御参拝。(全日本高校馬術競技大会御臨席)
1.平成11年9月20日 : 台風18号災害による拝殿並びに御創建130年記念事業完遂。
1.平成28年4月14日 : 熊本地震による大被害!
 ホームページ : 熊本県護国神社 
 熊本城公園の西端部分の高台に鎮座している。平成28年春の大震災により熊本城の被災については、大々的にニュースになったが、その一郭に鎮座するこの護国神社の被害状況について触れるニュースは見たことも聞いたこともなかった。(文化遺産でないためらしい)

 実際被害を目の当たりにして、かつ復旧の進まない状況に遭遇し驚き、愕然とした。
 本殿は正面から見ると、被害がなかったように修復されているが、側面等は、壁が破壊され雨風を防ぐこともできない。境内に建立されている多くの慰霊碑は全て倒壊或は台座からずれ、見るも無残な状況であった。御英霊はどのような気持ちでこの境内の状況を見ておられるのであろうか?

 文化財等に指定されていないので、復興のための補助金は出ない。寄付に頼るしかないとの事。しかし、ニュースにも載らない神社の復旧にどれだけの人が関心を以て寄付するだろうか?
 市内で、数人の人にお聞きしたが、護国神社の存在そのものを知らない状況では、厳しいだろうな!と思った。
 熊本城には沢山の観光客が訪れ、恐らく観光土産を買ったり、寄付をしたりいているだろうが、すぐ傍のここ護国神社では、夢のようなものだ。

 このホームページを訪問して頂いた方にお願い。熊本県護国神社のホームページ(上記)から寄付をして頂きたい。

*再度参拝に赴き、復旧を確認したい。
境内施設  
 【鳥居・社号標】
【御朱印】
 
 【拝殿右側面の破損
【側面からの拝殿・神馬】
飛地境内地:花岡山招魂社:鳥居等被害】

鳥居が一部破損:奥に招魂社:写真をクリックして下さい。
 【倒壊した慰霊碑の例 : 熊本県海軍戦歿者慰霊碑
【教育勅語】
【さざれ石】
 
 【記念植林:北支派遣軍独立飛行第4中隊】
 【菓祖新宮神社】

(お菓子の神様:中職人町(現新町4丁目)から依頼により遷座)
戦争歴史資料館(遺品館)
 
入口の看板は「遺品館」 
 階段入口は「戦争歴史資料館 (ホームページも同じ)

慰霊碑等
 各慰霊碑名をクリックして下さい。各碑のページにリンクしています。 
大東亜戦争殉國英霊顕彰碑
二十三師団之碑
熊本県海軍関係戦没者慰霊碑
台湾歩兵第2聯隊英霊軍旗と共にここに眠る碑
 【
 【歩兵第二二五聯隊慰霊碑
独立歩兵第百六大隊戦没者慰霊之碑
 【パナイ島戦没者之碑
野戦重砲兵部隊之碑
工兵第六聯隊記念碑
満蒙開拓青少年義勇軍之碑
台湾軍 忠魂
従軍看護婦慰霊碑
満ソ殉難の碑
消防殉職者碑
 【神風連挙兵本陣跡】
 
(明治9年10月24日神風連が集合挙兵した所)
護国神社
   
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