陸軍墓地参拝記録
花岡山(熊本県)
  所在地
 熊本県熊本市横手2丁目13 官軍墓地(花岡山陸軍墓地墓地)
                  (花岡山中腹の官祭招魂社の裏手)

沿革
 「現地説明碑(標識の側面)」
 この墓地は、明治9年(1876)神風連の変に倒れた熊本鎮台司令長官種田政明少将の参謀高島茂徳中佐・大島邦彦中佐以下将兵116名を葬るために設けられた。
 西南戦争の際は薩軍の砲台となり一時荒廃し第二次大戦後も荒れていたのを、地元の努力で整備し、昭和55年熊本市指定史跡となった。
 「史跡案内」
 廃刀伶などに憤激、欧風化に抗議して挙兵し熊本城などに斬り込んだ明治9年の「神風連の乱」
 この反乱は明治政府に不満を持つ士族の蜂起(西南の役)の前ぶれとなりました。
 ここ花岡山陸軍墓地には、この神風連の乱に倒れた熊本鎮台司令官種田政明少将・参謀高島茂徳中佐・大島邦彦中佐以下116名が葬られ、隣接する県官墓地には同じく神風連の刃に倒れた県令安岡良亮の墓もあります。
 この墓地はその後一時荒廃しましたが地元の努力で整備され、昭和55年には熊本市指定史跡となりました。
* 種田少将は、神風連6名と激しく戦い遂に斃れた。愛妾の「ダンナハイケナイワタシハテキズ」の電文は有名。
* 埋葬の仕方は、将校、軍医、兵士、軍属等に分けて埋葬されている。
* 戦死者以外に、事故死等の将兵も埋葬され「生兵」と書かれている。
* 日清・日露戦争以降、小峰陸軍墓地に埋葬れるようになった。 
【墓地の概要】
【墓地入口・標識】
 
【神風連の変百周年之碑】
【群官民戦死者追福碑:明治九年十月神風連之変】

昭和51年 神風連百年事業委員会建立
【軍人軍属 合葬之碑】
 
西南の役で荒らされた墓地を修復。136柱を合葬(明治18年8月)
【墓地全景】
 
【生兵墓】
【種田少将・高島中佐・大島中佐の墓標】
 
【県令安岡良亮之墓】
 
 【西南戦争時、薩軍の砲台跡】
【乃木希典の娘恒子の墓】
 
軍人墓地
   
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