群馬県護国神社
 群馬県護国神社
義勇軍之碑
建立場所
 群馬県高崎市乗附町2000 群馬県護国神社

趣旨(英霊)
 満州の昿野で犠牲となった拓友の霊の慰霊顕彰
 青少年義勇軍の壮挙の顕彰

碑文
  建立の詞
 われらは若き義勇軍 祖国の為そ鍬をとりて 
 萬里涯なき野にたたむ いま開拓の意気高し いま開拓の意気高し

 この歌声と共に開拓を志した我等満州開拓義勇軍群馬県出身者は昭和十三年の第一次より昭和二十年の第八次までの総計7千有余名であった青少年義勇軍による満州開拓事業は満蒙の天地に民俗協和の王道楽土建設と祖国の防衛を実現するための重要国策として時の政府により行われたものであった我等は若くしてその国策に身を奉じ日夜祖国の運命を想いながら銃を片手に開拓の鍬をふるったのである。しかし昭和二十年八月思はざる祖国の敗戦により血と汗の建設は一瞬にして崩れ去り数多くの拓友は大陸の草原に露と消えていった
 この碑は満州の昿野で犠牲となった拓友の霊を慰めると共に青少年義勇軍の壮挙を記念するため生存者一同によって建立されたものである

 はてしなき昿野に立ち鍬をとりて ふる里思ふ君はかへらじ
 北満の昿野を照す君が遺志 郷土の為に我等うけつがん
 蘭の花土のへに亡き拓友の すぎし面影友と語らん

 我等はその思いを此の歌に託しつつここに亡き拓友の霊を護國神社の丘にお祀りできたことをこの上なき喜びとすると共に真の世界平和の実現を心から祈念するものである
  昭和四十二年五月
   群馬県出身元満州開拓青少年義勇軍生存者一同 
護国神社別慰霊碑

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