群馬県護国神社
 群馬県護国神社
鵬翼の塔:群馬県航空関係戦没者顕彰碑
建立場所
 群馬県高崎市乗附町2000 群馬県護国神社

趣旨(英霊)
 群馬県出身航空部隊将兵の慰霊顕彰

碑文
 大東亜戦争の火が消えてすでに二十年 蒼空を仰ぐ度に祖国の勝利を信じつつ散華した航空部隊の将兵各位を想う 雲こそわが墓標なりと肉弾となって大陸に北辺の空に南溟の涯に 雄々しく羽ばたいた群馬県出身の諸士も戦運利あらず遂に再び家郷に見えることなく天翔ける護国の神と化した者が少なくなかった 諸士の壮烈な殉国は永く日本の歴史ともに語り伝えられることであろう 幸い祖国は諸霊の加護により再び平和と繁栄を招いたが ことある毎に日支事変・大東亜戦争において戦死された群馬県出身航空関係将兵の異例と顕彰が議さられ その崇高な諸士の偉勲と忠誠を千載の世に伝えるため ここに鵬翼之塔を建てる 願わくば諸霊よ安らかに瞑し 折あらば空ゆく雲に座して後に続く者を照覧あれ
   昭和六十二年五月吉日
      群馬県航空関係戦没者顕彰碑建立委員会

*永代祭祀厳修記
 この碑は昭和三十九年秋に 元陸海軍航空関係生存者の働きかけにより 県当局から碑石の提供を受け 陸上自衛隊新町第十二施設大隊の採石運搬等の協力支援もあり 淨志を広く県民に仰ぎ翌四十年五月建立いたしました
 美しい新緑に囲まれた碑前において 第一回の祭典を大勢の関係者により厳かに執行致しましてより 毎年桜花爛漫の頃祭典を執行し 同志の慰霊顕彰に誠を尽くすことを第一義とし 英霊の偉勲を永遠に伝えると共に おかげで今日の平和があることを感謝し その祭祀が永代に継承せられんことを念願するものであります
 このことが身命を国の大事に捧げ散華せられた方々への私達の尊い責務であり それが国民道義の昂揚に寄与し行くものと確信するものであります
 今日この礎石を添増して碑石を更に力強く支えて これを副碑となし 永代祭祀厳修のがめに協賛せられた節義の方々を刻名し もって忠霊の衛士となろうとするその志を後世に遺さんとするものであります
     昭和六十二年五月吉日
護国神社別慰霊碑

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