石川縣護国神社
 石川県
シベリア抑留者 慰霊之碑
建立場所
 石川県金沢市石引4丁目18番1号 護国神社

趣旨(英霊)
 下記碑文

碑文(鎮魂)
 過ぐる大東亜戦争の末期、我国の敗戦が必至とみられた昭和二十年八月九日 ソ連は突如日ソ中立条約を破棄し、満鮮・樺太・千島列島に侵攻した。
 終戦後も、無道・不法を続け我国将兵をシベリア始めソ連各地に強制連行した。その後長い者は十年余、精神的強迫のもと過酷な重労働を強いられ、六万余名が望郷の思いに身を焦がしすつ屈辱の恨みを呑んで異国の土となった。
 わが石川県下の犠牲者も六百余名に及ぶ。しかも遺体は祀られることもなく、荒野にさらされ、墓地の大半は不明の放置されている。
 この民族的悲劇は、我国史上前例がなく、非道の犠牲は永く後世に伝えられなければならない。それとともに我等は、貴下らの万哭の一念が凝ってソ連崩壊に繋がったことを信じてやまない。
 貴下らが、我国の尊い礎であったことを銘記し、ここに鎮魂の碑を建て、心から冥福を祈るものである。
 異国の丘に 眠れる友よ 故国の礎と 鎮まり給え

  一九九四年十月二日
  永遠の平和を祈りこの地に慰霊碑を建立する
   財団法人全国強制抑留者協会 石川県慰霊碑建立実行委員会
 護国神社別慰霊碑  

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