奈良県護国神社
 奈良県護国神社
拓魂
建立場所
  奈良県奈良市古市町1984 奈良縣護国神社

趣旨(英霊)
 奈良県出身満州開拓義勇軍・開拓団等殉難者千二百余柱の慰霊顕彰
 
碑文
 この碑は 奈良県送出満洲開拓犠牲者の偉業を讃えその霊を慰めるため広く県民の参加を得て建てたのである
 満洲事変後国策の根幹として満洲政策の重要な基盤をなしたのが満洲開拓で 本県からも満洲開拓青少年義勇軍に 開拓団に 報国農場隊に 約3千数百名が渡満した 右手に鍬左手に銃度々の匪襲を退けて開拓に国境警備に或は軍の協力部隊として奉公に専念した
 然し終戦は我々開拓者には特に残酷の極みを体験させた
 無一物の逃避行 衣食なく医薬なく次々に斃れた 凍死した 隊員は自決した 捕虜で死んだ その数千2百名
 開拓関係の諸問題は未解決のまま今尚迎えられる事なく酷寒の異境に居る 我々も肉親も忘れることは出来ない止むに止まれぬ同志は 兄等を迎える安らぎの場として最良の地を選んだ どうぞ還って永眠されよ 我々は衷 心より感謝を捧げその功を永久に残したい 真の平和の守護神となられんことを
 昭和四十七年十一月吉日建立
    奈良県拓友会
護国神社別慰霊碑
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