富山縣護国神社
 富山県護国神社
嗚呼 海原よ 大空 に (甲飛の碑)
建立場所
 富山県富山市磯部町1-1 富山県護国神社

趣旨(英霊)
 戦歿海軍甲種飛行予科練習生戦没者の慰霊顕彰
  (裏面に御英霊名刻印:期別)

碑文
 戦雲漸く急なる?昭和12年海軍航空中堅幹部搭乗員の育成拡充が叫ばれ?中学校の少年を対象として甲種飛行予科練習生制度が設けられたのであります。
 これに選抜された練習生は身心を錬磨し飛行術を修め作戦航空部隊の中核として活躍、中でも支那事変の渡洋爆撃に、大東戦争のハワイ、マレー愛泉に不滅の功績を残しました。然るに戦局利あらず敵本土に迫り皇国の前途は暗澹たるに至りました。
 此の祖国の大空に駆せ?身を人間魚雷特殊潜航艇更に水上特攻艇にと?して出撃雄々しく体当りの末南海に散華したのであります。
 此の如く大空に海原に大東亜戦争最後の国防戦力として奮戦散るべくして散り得なかった私共はたゆまざる予科練魂を長く受け継ぎ時代を背負う青少年に伝える事を誓うものであります。
 ここに片時も脳裏を離れざる幾多戦友の英魂長く安らかならん事を祈念しつつ生存者の総意を結集し甲飛の碑を建立する次第であります。
護国神社別慰霊碑
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