和歌山縣護国神社
 和歌山県護国神社
あゝ 予科練碑
建立場所
 和歌山県和歌山市一番丁3番地 和歌山縣護国神社

趣旨(英霊)
 予科練和歌山出身戦友戦没者の慰霊顕彰

碑文
 予科練とは海軍飛行予科練習生即ち少年飛行兵の称なり
 航空機搭乗員として英才の早期養成をめざし昭和5年この制度発足以来大東亜戰争終結迄學業半ばの少年が七ツ釦は桜に錨とと志し
 卓越せる技倆
 旺盛なる攻撃精神
 崇高なる犠牲的精神
を基に日夜猛訓練に耐え大空に巣立てり
 支那事変には海鷲として渡洋爆撃の初陣以来開戦劈頭ハワイマレー沖航空戦にその威名を世界に轟かせ我が航空戦力の中核となるも戦局利あらず敵本土に迫るや悠久の大義に滅せんと自らを爆弾に変え身をも命も惜しまず特攻機と共に未曾有の國難に殉じたり
 祖国永遠の平和と安泰を祈り散るべくして散り得ざりし我等予科練出身者は英魂の萬古に安らかならん事を祈念しつつこの碑を建立し大空に眠れる御霊に捧ぐ
  昭和44年11月3日
     予科練和歌山県人会 建立 
 
護国神社別慰霊碑
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